あなたがいないこの世界で / SIVKI オリジナル楽曲

『あなたがいないこの世界で』

Words & Music : SIVKI

まだ心はどこにもたどり着けないまま
私だけに見えるモノクロの場面
呼ばれた気がして手を伸ばしてみるけど
感触のない平行線
歪な風が吹き我に返る

あなたがいないこの世界で
私だけまだここにいる
消えゆく事実を感じてゆくほど
ここに在るという確かさが胸を裂く

零れる涙を辿ってあなたを探してしまう
流れてしまった色彩達を
集めるようにして
救いあげたのは
今にも泣き崩れそうな愛のカタチ

あなたはもう怖がらないで
何も失くすことなんてないから
無力な私にできることなんて
あなたの分の悲しみを
受け止めることくらい

せめて私だけはあなたの前から
消えないように消えないように

いつか皆同じところへ行くならば
今すぐ会いたいと願う
でも与えられた命が燃え尽きる先に
あなたが待っている世界が広がってる
静寂な命を強く握りあなたまで
生きる

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Rock / SIVKI オリジナル楽曲

『Rock』

Words & Music : SIVKI

タバコの火を消しもう一度あの夢
踏み出そうなんて思う時もある
けれど僕はまた理由を探すよ
誰かのせいだとか何かのせい

いつまでたっても満たされず
何かに焦りながらも
仕方ないことって
呪文でも唱えていられるのかい

そろそろ行こうぜRock’n’roll
なんて少し照れくさいけど
探しても見つからないものは
見つけにいくしかないんじゃない

Free and Rock

いつまでも出られない回転ドアの
中でタイミングすらとれずにいる
でも忘れないよ僕のメロディで
君が微笑んだあの瞬間は

途中で止まったドミノみたいに
誰かの指先を待つ
たったひとつの
きっかけが欲しいだけじゃないのかい

これがきっかけさRock’n’roll
どうせもう行くしかないだろう
共に歩んできた自分だって
ここにおいてさNow, let’s go

Free and Rock

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Foolish / SIVKI オリジナル楽曲

『Foolish』

Words & Music : SIVKI

そばにおいでよ
その痛いほどの現状よ
永久に終わらないモグラたたき
逃げるが勝ちって誰かが言って
誰かが回した伝言ゲームで
また誰かに縛られる

どうにもならないって時は
どうにかなるさって言い聞かせてみるけど
いつだって本当の自分自身は
ずっと最後尾のまんま

答えや結末を求めてる人達が
溢れかえるのが常識ならば

Stay foolish Stay hungry

無意味なほどの情熱で
理由を捨てろグッバイ

そばにおいでよ
そのまばゆいほどの将来よ
無駄のない梱包と連鎖の日々
ちょっとくらいの傷だけで
不良品と見なされていくだけなんだから
おもいっきり転べばいい

どうにかしたいって時も
気合いだけじゃどうにも頼りない気がして
いつだってどうにかしてくのは
きっと積み重ねた現状

不満や戯言で群れをなす人達が
つまらない世界へ変えてしまっても

Stay foolish Stay hungry

白けるほどの情熱で
自分を貫け

答えや結末を求めてる人達が
溢れかえるのが常識ならば

Stay foolish Stay hungry

無意味なほどの情熱で
理由を捨てろグッバイ 

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以遠の地へ / SIVKI オリジナル楽曲

『以遠の地へ』

Words & Music : SIVKI

君はずっと下を向いて歩き続けた
空になんて何もなくて
気まぐれな太陽だけで

水たまりに映る空が
あまりにも綺麗で
ふと空を見上げたんだ

もっと息を吸って
ずっと上を見上げて
一歩一歩大事なあの人の側までずっと

空はずっと下を向いて君を見ていた
どんな雲の切れ間からも
ただ君を見ていた

水たまりに映る君が
あまりにも切なくて
ふと雨を降らしたんだ

もっとこっちを向いて
ずっと上を見上げて
一歩一歩大事なあの人のためにずっと

風が吹いて水たまりが波を打ったんだ
寂しい空を映した青い瞳が

君が見上げてたんだ
空を僕を見つめてたんだ

もっとこっちを向いて
ずっと上を見上げて
一歩一歩 大事なあの人と共にずっと 

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父のこと

5/6私の父が亡くなった。享年73だった。
特発性間質性肺炎という難病が2年半前に発覚し それから入退院を繰り返しながら徐々に悪化していった。

コロナがなければと思う場面はたくさんあった。
まだまだ未来がある人と、命の限りがある人と、このコロナ期間の捉え方はまったく違う。
最期にもう一度家族で旅行がしたかった。
大したことはできなかったが、それでも最期まで近くにいることはできた。

私の父は昔からギターを弾き語りながら歌うのが好きで、退職したあとライブなどしながら活動していた。
父の部屋には自作でつくったたくさんの譜面が今でも置いてある。
まだまだたくさん歌いたかっただろうに。
そんな父の遺伝子は私に受け継がれている。
音楽の道に行ったのもそのせいだ。
私がメジャーデビューしたときは父はアメリカに赴任していた。
数年後父が帰国した際、バンドは解散してしまい、結局ライブを一度も見てもらえなかった。

ライブしている父をみて私はもう一度音楽とちゃんと向き合いたいと思った。
そしてそれはCDをつくろうと思うきっかけになった。

いつからか自分自身と闘い制作していたアルバムも、
父の病気が悪化していくにつれ、父のために、父に聴いてもらわないとと思うようにどこか気が焦っていた。
半年毎晩睡眠を削りながら心身共に限界で制作した。
やっとの思いで完成したのが4月の中旬。
今思えば、ぎりぎりだった。
受け取った父は本当に満足そうにしてくれた。
体調が悪い中、知り合いや仲間にもたくさん配ってくれた。

父の音楽仲間の家にある大きなスピーカーで大音量で流して皆で聴いた。
まさに目の前でライブしているかのような爆音だった。
父に初めて私のライブを見てもらっているような感覚になって、目頭が熱くなった。

本当はこのCDを完成してから父ともっともっと音楽で共演していきたかった。
なのにこのCD「ヒカリ」は父の歌と合わせて通夜・告別式に流す曲となった。

父の歌声に励まされながら、あなたがいないこの世界で前を向いていきます。

与えられた命が燃え尽きるまで。

お父さん、ありがとう。

父が歌った花cover